我が家初の番犬は高所恐怖症?

まだ私が小学校2年の時に近所の八百屋さんに仔犬が生まれたと聞いて見にいきました。
可愛いコロコロした雑種の仔犬が三匹、毛布を引いダンボールの中でひしめきあっています。
私が小一時間ほど、仔犬の前から離れられなくなって居るのを見ていた八百屋のおじさんは、私に
「欲しいなら、連れて行って良いけど、お母さんかお父さんと一緒においで」と言ってくれました。
私は「ほんと?」と八百屋のおじさんに聞き返し、「あぁ、いいよ」と言われるが早いか、八百屋から猛ダッシュで自宅の母の元に走り込み、「おかあさん、おかあさん、八百屋のおじさんが犬くれるって、もらいに行こう、おかあさん連れてこいって」
母は台所に立ちながら、一応、私の顔は見ています。
母、「あ〜、八百屋の仔犬ね、買い物に行った時に聞いてるわ、誰かに譲りたいって言ってたわね、で、あんたが声かけられてきたわけねぇ」
母は私にマンマと八百屋さんに捕まったわねという顔をしています。
私は単純に母は「良いわよ、八百屋に行きましょう」と言うと思っていた為、つぎの母の言葉で我に帰りました
母「貰って誰が生まれたばかりの仔犬の面倒見るの?ほったらかしにはとできないんだよ、生き物なんだから、死んじゃうかもしれないんだからね」
母の「死」と言う言葉とあの可愛い仔犬とがどうしても結びつかないてまいましたが、動物は生きてるとい事に気づかされました。
私は「学校以外は私が面倒見るから、学校の間はおかあさんお願い、それ以外は私がちゃんと面倒見るから、ねえお願い」
もうすがる思いで頼んでいました。
母も最初から許すつもりはあったようで
母「わかった、ほら八百屋さん行くよ」と私の手を握り、外に。
父は単身赴任で家にはほとんどいません。
八百屋に着いた私はおじさんに
「くださいな」と大きな声をかけます。
母は野菜じゃ無いんだからとたしなめます
八百屋のおじさんは「お〜来たか、どの子にする」
と三匹から選ぶようにいいます。
私がキョトンと質いるものですから、母も「どの仔犬?」と言いますが、私的に三匹共貰うつもりでいた為、八百屋さんと母に「なんで選ぶの?」と聞きます。
母、「三匹全部は無理よ一匹ね、選んで」
泣き出しそうな私を見て
八百屋さんも「嬢ちゃん、母犬も仔犬がみんないなくなったら悲しいんだよ、一匹だけな」と私を説得します。
八百屋さんの説得で私もそうか母犬が可愛そうだと思いましたが、欲しい欲求が、勝ち、一匹を選びました、
全体は茶色なんですが右目の周りだけ白い仔犬を選び、ダンボールにタオルを引いてもらい貰って帰ります。
帰り道、母は私に「良く一匹にしたわね、偉い偉いとら頭をあでてくれます」
私は「当たり前よ、母犬がかわいそうだもん、おかあさんも大変だし」
母、「あんたが世話するんだからね」
私、「わたかってる、私が学校行っている間は、おかあさんでしょ?」
母「そうだったわね、これで、我が家にも番犬が出来て安心ね」
私が持ってダンボールのなかで左右に振られてフラフラしている仔犬が番犬って凄い話だが、私はもうワクワクして楽しくてたまりません。
母「名前付けてあげないとね」
私「決めてたの、コロコロしてるからコロ助」
母「いいんじゃない」
私「コロ助、宜しくね、番犬さん」
私は明日学校に行ったら、自慢をと明日の学校も楽しみなんですが、学校に行くとコロ助と離れる事になるので、悲しくもあり、連れて行けないかを考えていましたが、母はそんな私が何も喋らなくなったのを察してか
母「学校にはつれて行けないからね」と釘を刺します。
また、母は夜もコロ助は玄関ですからね
とさらに釘を刺します。
私「え〜一緒に寝る」
母「まだ、お風呂にも入れてないんだから、無理よ、飼い方を聞いておくから待ちなさい」と言われた
渋々「わかった」と言う私
晩御飯代わりに、牛乳を温めてくれた母は皿に温めた牛乳を入れコロ助の入っているダンボールの中へ入れた途端に舌でペロペロと飲み始め、あっという間にに無くなる牛乳。
私は母に「無くなったぁ早い飲むの」と報告、おかわりが来ると思いきや、母は「そんなにあげたらお腹こわすよ、八百屋さんに聞いてある量だから大丈夫」と私を安心させます。
そして、玄関に寝ようとする私を何とか部屋に押し戻して寝かしつける、母は苦労した事でしょう。
数日が経ち、仔犬が成長するのは早いです。
はやくも私を追いかけて走り回ります。
学校から帰ると私はコロ助に直行しランドセルを放り投げ、散歩へと向かいますが、昔なのでリードではなくわ首輪に紐です。
しかしコロ助は走り出すと私ではもはや追いつけない程に走りますので、紐をはなさないと、首輪が引っかかり、首つり状態になります。走り出したら止まらないコロ助ですが、名前を呼べば、踵をかえして、私の元に戻って来るようになりました。
散歩コースに、歩行者の陸橋があったのですが、コロ助は中々登ろうとしません。
必ず私が抱っこして渡します。
私が大人になり、トリマーの友達に聞いたのは、犬が毛を刈る時に、狭い高い台にのせるのは犬は高い狭いところでは怖くて動けなくなるから大人しくさせるために乗せると聞きました。
成る程、コロ助が陸橋を渡らなかったのは怖かったのかと納得しました。

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